キタアカリ
形状は扁球形で皮色は白黄、黄色い果肉の肉質がやや粉質なのが特徴で、加熱した時のホクホクの食感が人気の品種です。男爵よりも甘みが強いことからクリジャガイモと呼ばれることもあります。ビタミンCの含量が多いのも特徴で、ポテトサラダに使えばいっそうヘルシーな一品になります。
さやあかね
さやあかねは、この見た目のとおり清らかな淡い茜色が名前の由来となっています。芽が浅いため皮がむきやすく、調理後も変色の少ない品種です。食味は男爵並ですが甘みが強く、肉質は粉質ですが煮崩れしにくいため、煮ものやシチューに向いています。強い甘みをクリーミーに楽しむスープもおすすめです。
メークイン
十勝をはじめ北海道に広く普及する日本を代表する品種。やや曲がり気味の長い楕円形が特徴です。粘質で煮崩れが少なく舌触りがなめらかなことから、煮もの料理に重宝します。ほんのりと甘く、もともと糖分の高い品種ですが、越冬させることでさらに甘みがぐっと増すことから、低温貯蔵で出荷されることも多い品種です。
アンデスレッド
南米アンデス原産の栽培種の交配から生まれた赤いジャガイモ。原産地とその色味から「アンデスレッド」「アンデス赤」と呼ばれていますが、当初の育成者は「ネオデリシャス」と呼んでいたと言われています。明るい黄色の果肉は甘くて旨味があり、加熱した時のホクホク感が人気です。
インカのめざめ
南米アンデスの人気品種「ソラナムフレファ」を、日本の風土にあわせて改良した品種。やや粘質できめ細かい肉質と、鮮やかな黄色の果肉が特徴です。でんぷん質が高く煮崩れしにいため、茹でても揚げても美味しく召し上がれます。また低温貯蔵することで甘みも増すので、お菓子にもおすすめです。